2012年11月25日日曜日

11/25プレイログ:ツォルキン、蟻の国 Myrmes、クー、古代ローマの新しいゲーム、他

さて、先週は初参戦のGMにて各々欲しいボドゲを調達してきた板の会メンバー。
(参考:http://toumeikingyo.blogspot.jp/2012/11/2012.html)

明けて今週、とりあえず集まれるメンバーで買ったのから遊ぼうよということで本日集合。
プレイログはその前回のゲムマの後そのままの勢いで遊んだツォルキンから。


【参加】いがり、AZ、おんちゃん、私


ツォルキン  (Tzolk'in: The Mayan Calendar)
http://boardgamegeek.com/boardgame/126163/tzolkin-the-mayan-calendar


まずは今日のプレイログではないのですがゲムマ後に遊んだツォルキンから紹介。

エッセンのスカウトアクションでも上位につけていたり発売前からフリークの間で話題になっていたこちらを早速プレイ。

あれもこれも購入できるわけではないのでキーフラワーと共に見送りやむなしと思っていたのだけれど、ふっくんが「いやああのギアがやばいっすねギアが」と購入してくれたおかげで遊ぶことができた。


ツォルキンの特徴はなんといってもメインボードに据えられた5+1枚の歯車。
これが物理的に動くのが熱い。

ゲーム内容は意外とシンプルなワーカープレイスメント。

上記写真の5色の歯車。この歯車の先にワーカーを置く窪みがある。
手番で出来ることはここにワーカーを置くか
前手番等で置いたワーカーをとるかだけだ。

ワーカーを獲った時に歯車の先が指し示した内容の効果が発動する。

面白いのはやはり歯車なのだがこの歯車の動きだ。

手番が終わると歯車が1目盛り動く。(このとき中心の大きな歯車を回すことで周りの5色の歯車が連動して一気に動くのだ。熱い。)

そうすると効果がより良い(そうでない事もあるけど便宜上)ものにズレる。
つまり、手番でワーカーを置いて数手番待つと、ワーカーを取る時の効果が引きあがっていく。

しかしながら歯車が1周するまで待ってしまうとワーカーが使えなかったり、数手番ごとに来る「食料の日」を越える為にリソース(コーン)にも気を配らないといけなく、ただ待ってればいいわけではない。

またワーカーを置く際もコーンを使うことが非常に多く、わりとカツカツなリソースマネジメントが必要。これらをしながら刻一刻と変化するワーカーの効果を気にしながらゲームを進め多様な道筋で勝ち点を稼いでいくのだ。


とまあ、こう書くと複雑そうだが基本的にやることは「ワーカーを置くか取るか」だけ。
少々ボドゲ経験があればすぐに入り込める。

ゲームは神殿への貢献を効率的に進めた購入者ふっくんが勝利。


ゲーム中はリソース支払うことで建造物を建てるアクションもありこれもゲームを有利に進める方法のひとつ。

私は上記の様に4つの建物を建築。左側2枚の「食料の日の支払いリソースを減らす」を上手く運用できたつもりだったが「そう思う頃には既に終盤」のパターン。もうちょっと早めにこれを建築できてればなあ。

しかしこれはかなり面白い。ガッツリゲーは好きだけど淡々と進む堅い感じはどうも...と思いがちな方には是非勧めたい。とにかくシンプルな手番ととにかく熱いギアアクション、重めゲーの新しいプレイ感があった。



蟻の国   Myrmes
http://boardgamegeek.com/boardgame/126792/myrmes

さてここから本日のプレイログ。

個人的にエッセン組で一番注目していて一番欲しかったのがこれ。
ゲームマーケットで先行販売が本格的に行われた様子だがちょっぴり残念なニュースが。

http://hobbyjapan.co.jp/game/?p=6541
以下上記リンク内、ホビージャパンブログ引用

●タイルのミスプリントの件
特殊タイル裏面にミスプリントがあるようです(訂正! 裏を見たら全く違っていました! エラーがあるのは 裏 面 です!)
メーカー提供の差し替え画像が公開されております。
<アブラムシ農場>に土粒/石粒アイコン→<アブラムシ農場>に食糧アイコン
<資源地>に食糧アイコン→<資源地>に土粒/石粒アイコン
に訂正するものです。


というわけで一部タイルの裏面にミスプリント。
元々話題になっていた内容で私も気にしていた。

買った後開封して中を見るとミス面では無い側が上になっていたのでミスプリントに気づけず
「ミスないっす!」などツイートしてしまったのだが、結果としては裏面がミスプリントだった。
間違いツイートでご迷惑をおかけしました...

さてというわけで修正である。
上記リンクからも確認可能な差し替え画像を取得しシール用紙に印刷。

設定としてはこんな感じ。

そして刷ると
こんな感じ。左列の中に1枚緑タイルがあると思う。これが実際の大きさ、下が印刷したシール用紙。ちょっとシール用紙のほうが大きくなってしまったが許容範囲。

カッターで切って貼ると
こんな感じ。想像以上に綺麗に出来てる!



さてではプレイログ。

とにかくこのゲームはコンポーネントが綺麗だ!
しかし蟻、その他虫の描写はリアルすぎてキモイという意見もある。

特にこれ、蟻コマ

まあ確かにキモイか。。


気を取り直して紹介。
ゲームはまず上記の個人ボードでの操作から始まる。
これは蟻のコロニーをあらわしている。
ここでプレイヤーは限られた「育児蟻」をコロニー内で配分してそのラウンドで使う蟻や生産する資源を決める。

たとえば働き蟻を2体、兵隊蟻を2体、仕事用のリソースを1つなどだ。

それを各自が行ったら一斉に公開して上記にしたがって蟻やリソースを生産する。


ここからが楽しい蟻の国の攻防だ。
働き蟻はコロニー内での働きと外(メインボード)での働きがある。
コロニー内ではリソース生産など地味だが次ラウンドでまた働き蟻として活躍が期待できる。

外働きの働き蟻はこのゲームのメイン部分でもある陣取り中心の攻防戦に参加する。

外働き蟻はまず巣穴から出てくる。(上記のめだまっぽいのが巣穴マーカー)

そこからヘクスタイル3マスを移動する。
その間にテントウムシなどの獲物が居た場合は兵隊蟻を犠牲にして獲物をしとめる!
この際獲物の種類に応じて勝ち点やリソースを獲得する。


3マス移動した働き蟻はそこでフェロモンを拡散して死ぬ
フェロモンは上記の赤や青や黄色や黒のタイルだ。

これを置くとその置いた地形に依存したリソースが生産されさらに大きさに応じた勝ち点が入る。
(最初におけるフェロモンタイルは勝ち点が入らないがゲームを進め個人ボードの深度を掘り進めると大きなフェロモンタイルを置けるようになり勝ち点幅も上がっていく)


自分のフェロモンタイルはその上を1マス換算で移動できるためフェロモンを置けば置くほど効率よく移動もできるようになる。

さらに他プレイヤーのフェロモンタイルの上を歩くには兵隊蟻の犠牲が伴うため自分のフェロモンを置く陣取りは勝ち点稼ぎ、獲物ゲット、進路確保と他の邪魔など複数の要素を孕んでいて悩ましくもかなり楽しい。

またゲーム中には特定条件を達成することで勝ち点が入る「目的タイル」の要素や、陣取りその他を効率よく進めるための「コロニー深度の掘り進め」、冬が来るたびに訪れる「食料強制支払い」、リソースを追加で生産する「特殊フェロモンタイル」などゲームの勝ち筋を多様化させる工夫と適度な縛りがあって、中だるみすることなくゲームが進む仕掛けがバッチリ配備されている。



4人でプレイしたのだが、序盤は皆ややソロプレイというか自分の巣穴周辺でフェロモン拡散や獲物とりをしてゲームの流れを把握。中盤からは勝ち点取得が活発化していき徐々に攻防が加熱。

後半は目的達成や陣取りでドンパチ。結果1ポイント差で私が勝利。

頭を悩ます個人ボードでの配備とメインボードでの攻防。そして何より綺麗でユニークなコンポーネントが醸す「蟻の冒険」感。
これは何度も遊びたくなるかなりの良ゲー。


クー Coup
http://shop.tendays.jp/47_665.html
次はクー。
これもGM戦利品。
国内ではテンデイズゲームズさんで取り扱い。

ゲームはシンプルなブラフゲー。
数種のカードから2枚を伏せで持ち、その能力を使ってお金を獲得したり相手を攻撃したりお金を奪ったり、それらをブロックしたりする。
面白いのは伏せてる所持カード意外の能力もブラフで使っちゃっていいこと。
もちろんそれを指摘されて嘘ならペナルティなのだがそこら辺の駆け引きが手軽かつわかりやすくていい。

10分程度で終わるのでお手軽なブラフゲーとしていいかもしれない。

個人的には絵がわりと気に入ったw


古代ローマの新しいゲーム  Neue Spiele im alten Rom
https://sites.google.com/a/newgamesorder.jp/www/games/neuespieleimaltenrom



さて次はこれ「古代ローマの新しいゲーム」。

クニツィアによるこのゲームはひとつのパッケージに14種の様々なゲームが入っているなんとも欲張りなもの。カードやコマなどは共通のものを使うのだがいくつかのボードとルールを組み合わせて14種のゲームを楽しめるようになっている。

1994年に発売されたらしいこのゲームは好評も絶版となっていたのだがこの度New Games Orderさんから再販となった。再販には多くの方々が携わってるらしいのだが勉強不足でちょっと正確なことがわからないので今度色々拝見してみようと思う。


さて14種全部は無理なのでいくつかやってみた。
ルールうろ覚えのためルールミスがあったら申し訳ないです。

歴史の糸車

1-5、5色のカードを輪状に並べ一人ずつ取っていく。
取れるのは目印のマーカーから時計回りに向こう3枚までのうち1枚。取ったらそこから時計回りにプレイヤーが移りまた取っていく。

誰かの手番でどれか1色が取られきったら得点計算して和を加点。同じ数字が取られきったらゲームが終わり数字の和を減点。得点差し引きで1位が勝ち。

適度なジレンマがあってシンプル。それでいて確かに「糸車感」というか輪状のカードが減っていって収束する感じはすごいなと思った。

帝国

1-9のエリアにわけられた場所に最大3個カウンターを投票していく。
数字の若いエリアから精算し一番投票数が多い人に得点。
もちろん後々精算が待っている7や9など大きい数字のエリアに先行投資するも良いがカウンターが有限なことなど縛りはある。後半のエリアのほうが得点は大きいが先行投資しすぎると序盤で出遅れる。

これもかなりシンプルなジレンマゲーだが最終得点は猛烈な接戦に。

近衛兵
5色の数字カードを使ったバーストゲー。
赤と紫、青と緑が同じ組になっているイメージで伏せカードを捲っていく。
同じ組を開けていくとその数字がそのまま加点になるが違う組を開けたらそこで無得点。
同じ組を開けながらどこで降りて点を稼ぐかがキモ。
ちなみに黄色は中立色でバースト対象からはずれている。
(例:赤→紫→黄色→赤 降りる:加点!
青→黄色→緑→赤 バースト:0点!)

この手のゲームは苦手だw負けまくり。


どれも30分以下で終わるのに上質で面白い!これはひとつあればゲーム会の時間調整やちょっとした時に本当に重宝する。これは買い。




さて以下写真のみで今日やったものを。


カルカソンヌ冬    Carcassonne Winter-Edition
http://www.mobius-games.co.jp/HansimGluck/carc_Winter.html


名作カルカソンヌのデザインが冬っぽくなった新作。ルールは全く一緒、冬なだけ!
冬カソンヌと呼ぶことで愛着もわくこちら。
カルカソンヌ欲しいけど今更かうのもなあ、、、と言う方に是非オススメ!すごく美麗!



その他皆大好きなファウナと、、





GMでAZさんが購入した「カタン」
ポータブルカタンしかやったこと無かったので「ちゃんとしたやつは道もボコボコしてんだな」など変な感動をしながらプレイ。


というわけでGM戦利品を中心に盛りだくさんな今回。

私の一押しは誰がなんと言おうと蟻の国!!!
陣取り、個人ボード管理&成長、リソース配分、目的達成。
私が楽しいと思う要素がほぼ詰め込まれていてバランス抜群コンポーネント抜群言うことなし。
迷ってる方これは買い、本当に買い!

次のプレイログは恐らく、我々購入ゲーム最後の大物「テラミスティカ」の登場会になると思われます。


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