シミーズさん推薦のカードゲーム「ウィ・ウィル・ウォック・ユー!」である。
ここ数回の記事のとおり暫くの間は「板の会」メンバーがゲームマーケットで購入したツォルキンやらテラミスティカやらをやったり、私が購入した蟻の国やらカルカソンヌ冬verをやったりしていた。
そんな折久々に「といず広場」を眺めていると「ウィ・ウィル・ウォック・ユー!」が残り在庫2個で販売されていた。
テンデイズTVで気になっていたことをふと思い返し気づいたときには発注していたのである。
今回は地元にいとこの結婚式で帰った折に高校時代の友人達と遊んだ。まさかウィ・ウィル・ウォック・ユー!の初回プレイが久々に会う友人達と囲むことになるとはちょっとした予想外である。
【参加】地元の友人たち、私
ウィ・ウィル・ウォック・ユー! We will Wok you!
http://boardgamegeek.com/boardgame/121993/we-will-wok-you
まずは紹介から。
届いてまず、少しだけ想像と違ったのが箱の大きさだった。
勝手にボーナンザと同じアミーゴ小箱サイズと思っていたらそれより一回り大きかった。
こうやって見るとなんかボーナンザとイラストの醸す雰囲気が似ている。
コンポーネントは3種のカード。
6種の食材カードと、
様々な中華鍋カードと、
食材を買うためのコインカード。
これだけ、非常にシンプル。
食材カードのキャラクター達に突っ込みたくなる衝動を抑えつつルールを簡単に。
ゲームをする際のカード配置はこんな感じ。
2-4人用ということで人数によって使う中華鍋カードの量に差があるのだけれど上の写真は4人用の時。
ゲームは手番に次のいずれかを行う。
①コインカードを1枚もらう。
②コインカードを支払って食材カード「列」をまるごと買う
③食材カードを使って中華鍋を獲得する。
このいずれかを選んだら隣の人の手番となる。
①コインカードを1枚もらう。
この行動を選んだプレイヤーは3枚組列グループのコインカード達か2枚列グループのコインカード達のどちらかを選んで1枚をもらう。
写真の上側が3枚組列グループ。
写真の下側が2枚組列グループ。
”②”の行為にも絡んでくるのだが、この写真の状況だと
3枚組列グループのどちらの列も価格は6コインになる。
2枚組列グループは同様にどちらの列も4コインで買えることになる。
ここで”①”の行動で例えば上の6コインの方から1枚のコインカードをもらうと、、
当然こうなる。そして当然3枚組列グループの価格は5コインに下がるわけだ。
行動”①”は手持ちの資金を増やしつつ相場を下げることになる。
②コインカードを支払って食材カード「列」をまるごと買う
手持ちのコインカードを支払って食材カードの列を丸ごと買う。
3枚列なら3枚まるごと、2枚列なら2枚まるごとだ。
その際の価格は上に書いたとおりで各列グループの脇に残っているコインの枚数がそのまま価格になる。お金を溜め込んでばかりいるとどんどん相場が下がっていくジレンマがある。
しかし食材カードを買うために使った資金はその列の脇に足されて相場を倍に吊り上げる。
さっきの写真の流れだと、
枚組列グループの価格は5コインなので、5枚のコインカードでいずれかの列を購入。
そしてそのコインをそのままそこに足す。
以降、上の3枚列グループの価格は10コインに。
もちろん”①”の行為で相場は下がっていくのでずっと買えない事はない。
ちなみに変われた列は山札から補充。
③食材カードを使って中華鍋を獲得する。
食材カードの上側には数種のアイコンが表示されている。
この脈絡があるんだか無いんだかわからないアイコンを4つ揃える(食材カードは別種が混ざっても可)と中華鍋カードを獲得できる。
ちなみにウォック(Wok)は中華鍋のことらしい。
中華鍋カードは最後に勝ち点を産むための「役」を示している。
いくつか例を挙げると。。。
これはセットを作ると勝ち点。
これは鍋が独立して描かれているので、ブロッコリーがあれば2点、右の魚っぽいのがあれば1点それぞれ独立計算で入る。
これはフタしてあるので食材が無くてもダイレクトに勝ち点。などなど。
最終的に中華鍋には獲得するために使ったカードと最後手持ちに残ったカードを全て(一部例外あり)をぶち込んで役を作り、成立している中華鍋のカードの勝ち点が入るという流れだ。
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さて実際やってみた。
インストは10分程度で済んだ。なんともわかりやすい。
4人でスタート。
ゲーム開始時、コインは手元に3枚なので当然最初はコインをもらう流れ。
3人がコインを引いたところで早速「買える」流れに。
突如高騰するにくたらしい顔の食材カードたち。
しかし実際やってみるとわかるが思ったより相場はガンガン動く。
寧ろ10コインなど上がってるときのほうが心安らかにコインをもらえる。
6コインくらいからは相場介入によって隣が美味しい思いをしかねないのでなかなかシビれた展開になる。
中華鍋も多彩で楽しい。序盤はフタのされた直接勝ち点のカードが人気だったが、中盤以降はキツい組み合わせだが点が多いものや、とりあえず手元のカードを無駄にしないように楽な役のカードなど個々人の方針がばらけてくる。
ちなみに、食材カード6種の量は均一ではなく少ないカード、多いカードがある。
相対的に少ないカードの競争率が上がりやすくはあるものの流れによっては「なんでブロッコリーこねえんだよwww」のようなことも。ここらへんのバランスもいい。
2-3回連続で遊んでみたがボードゲーム初心者のメンバーもガッツリ楽しめる内容だった。
ちなみに私は一回も勝てず、海老が出ないんだ海老が。。。
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期待を裏切らないデキで個人的には
これだけのシンプルな構成で
・相場コントロールの経済ゲーの要素
・ほどほどの運の中で悩む手札マネジメント
・中華鍋を選びながらワクワク進むセットコレクション
等など、ほどよいプレイ時間の中でなんとも濃密な感覚を楽しめる。
特に相場コントロールしている時のヒリヒリ感と個別にワクワク楽しむ中華鍋のコントラストが素晴らしい。
食材をビシビシのインタラクションの中で買って来て「さてさてどの鍋にぶちこむかねー」と手元で料理する、この感覚がなんとも楽しい!!
やや品薄になっているようだけれど比較的安価なゲームなので年末年始のゲームとして購入を薦めたい!
最後にカードを紹介。あえて英語名で紹介しておくのでニヤニヤして欲しい。
Freddie Broccoli
Chick’n Jagger
Elvis, the King Prown
Ozzy Octopus
Mariah Carrot
Tina Tuna
年末は是非是非みんなで
ウィ・ウィル・ウォック・ユー!!!!!!!!!!
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